FC2ブログ

白内障

2011年12月07日 13:18

【白内障(cataract)】

 眼の屈折(カメラのレンズ)に大きな役割を果たしているのが「水晶体」と「角膜」です。さらに水晶体は、厚みを変えることにより調節(ピント合わせ)をしています。年齢と共に水晶体の弾力は減少し調節障害が現れてきます。これが俗に言う老眼(老視)の始まりです。
 水晶体はほぼ無色透明なレンズ(厳密にはやや黄味を帯びている)であり、角膜と共にスクリーンである網膜上に外界の情報を映し出しています。白内障とは、この無色透明であるはずのレンズが加齢もしくは何らかの原因により混濁した状態です。(小キズやコート膜の傷んだメガネが見えにくいように…)混濁の程度、範囲、部位により症状は様々ですが、羞明(眩しい)や霧視(かすみ)のほか徐々に視力低下が進行していきます。


【白内障の分類】

1.先天性 : 遺伝性、胎児感染症など
2.後天性 : 老人性、外傷性、併発性、放射線性、内分泌代謝異常性、薬物または毒物性など


【白内障の種類】

a.先天白内障
 遺伝的素因が多く、その他の眼疾患および全身異常を伴うこともある。胎内感染による先天風疹症候群が代表的である。多くは両眼性であり、強い混濁に関しては早期手術が原則となる。

b.老人性白内障
 加齢による水晶体の混濁で、白内障の中で一番多いタイプである。初発年齢に個人差はあるが、70歳を超えてくると多少なりともほとんどの人に老人性白内障の症状が現れる。進行は緩やかで、混濁の程度により①初発白内障→②未熟白内障→③成熟白内障→④過熟白内障に分けられる。視力低下が進行し日常生活において支障を来すようになれば手術を行う。

c.その他の白内障
 ●外傷性白内障
 ●併発白内障 : ぶどう膜炎や網膜剥離などに伴うもの
 ●全身疾患に伴う白内障 : 糖尿病、アトピー性皮膚炎、ダウン症候群など
 ●ステロイド白内障 : 副腎皮質ホルモンの長期投与
 ●放射線および赤外線白内障
 ●後発白内障 : 白内障嚢外摘出術後、後嚢近くに残った皮質が混濁したもの


【白内障の予防】

 ○紫外線は角膜と水晶体に吸収されます。日中の外出時には、ぜひサングラスの着用を。
 ○水晶体はビタミンCが豊富です。喫煙はビタミンCを著しく消耗します。ぜひ禁煙を。
 ○暴飲暴食運動不足ストレスなども白内障を促進させるといわれています。